中学社会の地理問題で、緯度や経度の問題で行き詰まってしまう話を時々耳にします。意外と難しくないですか?苦手意識を持つと後々大変になると思い少しポイントを整理しましたので、きっとお役に立てると思います。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
はじめに、緯度って何?
赤道はわかりますよね。そう、地球の真ん中を真横に走る線です。非常に暑い地域を通る線ですね。緯度は赤道と平行に走る線です。次に、北緯と南緯を正しく理解します。赤道から上が北緯、赤道から下が南緯と覚えてください。
次に、経度って何?
シンプルに言いますと、緯度が横に走る線に対して経度は縦に走る線のことです。次に東経と西経についてですが、教科書や問題に乗っている問題の中に(縦線のメモリで下の方のしるし)EとかWって書いてありますよね?EはEAST(東)、WはWEST(西)の略です。
余談ですが、私はウェスタン(WEST)は西部劇だから西という覚えかたを昔はよくしてました。あとは地図上のEかWをきちんと見て東経か西経かを確認します。
緯度と経度のよくある問題を解説!
日本が6月16日の午後8時の時、ロンドンの日時は?という問題パターンが必ず問われます。どうするか?この時、緯度は一切無視してください!経度だけを見るのがポイントです。
もう1つポイントがあります。平面地図からの出題が殆どですが、西(左)に進むほど過去に戻ります。日本から見てロンドンは西(左)なので、時刻は過去に戻ります。どれくらい過去に戻るのか?
ここで経度が必要になりますが、15度ごとに1時間過去に戻ります。(シンプルに経度の縦の線の幅が15度で1時間になっています)ロンドンは日本から数えて西(左)に9本目(135度)なので9時間過去に戻ります。よって、答えは6月16日午前11時となります。
注意:日付変更線の説明
更にもう1つ注意事項があります。西(左)へカウントする場合は上記の方法で正しく答えは出ますが、東(右)にカウントする場合はどうするか?
もちろん、経度15度ごとに1時間未来へ進むであってます。
ただこの時に≪日付変更線≫という、やっかいな縦のラインがあってカウント中にここを超える時は日にちを1日変更しなければなりません。
どういうことか!?
- 東(右)カウント中に日付変更線を超えた→前日にする
- 西(左)カウント中に日付変更線を超えた→翌日にする
となります。ここをしっかり押さえておいてください。
まとめ
日にちと時刻の問題は必ずといっていいほど出題されますので、問題パターンを10個くらい経験することをお薦めします。理屈さえわかれば、あとは数えるだけです。苦手にならないようにクリアしましょう! おしまい
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