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間違えてない?問題と課題の言葉の違い・使い方を簡単に説明するよ。

学びノウハウ

みなさんこんにちは。こならぶろぐです。
今回のテーマですが、提案資料や会議資料など様々な場面で使われることの多い『問題』『課題』という言葉について取り上げてみました。

管理部門や営業部門の半期、年間レビュー発表、来期方針発表のプレゼンテーションでもよく目にする言葉ですが、正しく使えてますでしょうか。

意外にごっちゃになっているケースも散見されますので、2つの言葉の違いを簡単に整理してみたいと思います。

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問題という言葉①

たとえば・・営業マンがお客様先に訪問。お客様から困っていることをお伺い出来たとします。
簡単に言うとその内容=困っていることが問題です。
下記に例を上げてみましょう。

・人手が足らなくて残業が多い。
・重点商品の売上が下がっている。
・社内の重要設備の故障が多い。
・社員のパソコンスキルが低い。
・原材料費が高騰して利益が出ない。
・生産が追い付かず納期に間に合わない。

お客様の業界や部門によって、まだまだたくさん困っていることはあるでしょう。
共通してるのは『うまくいってないこと』『悪い方向に進んでいること』です。
それらを完結にした言葉が問題なのです。

問題という言葉②

基本的には先ほど説明した①で合ってますがもう少し深掘りしてみましょう。
困ってることの裏には『こうなったらいいな』という期待や願望があります。

たとえば・・売上が目標に対して70%の見通しで困っている、としましょう。
『こうなったらいいな』という期待値は100%なので差の30%の乖離こそが本当の意味での問題となります。
売上が上がらない!は確かに問題なのですが『売上が目標まで30%足らない』といった方が明確な問題になったと思いませんか。

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課題という言葉

ここまで読んで下さった方は「じゃあ課題って何だっけ?」と思った人も多いことでしょう。

先ほどの数々の問題の例:残業が多い、売上が下がっている、故障が多い、スキルが低い、利益が出ない、納期に間に合わない等・・・これらを課題と説明している資料が実はけっこう多いのです。

問題と課題を混同しないように気をつけてください。
課題=問題を解消する取り組みテーマ です。
言い換えれば問題の裏返しが課題となります。

先程の例で問題と課題を整理してみましょう。

残業が多い(問題) → 残業時間の削減(課題)
売上が下がっている(問題) → 売上の向上(課題)
故障が多い(問題) → 故障率の抑制・改善(課題)
スキルが低い(問題) → スキルの強化(課題)
利益が出ない(問題) → 利益率の改善・原価低減(課題)
生産が追い付かず納期が間に合わない(問題) → 生産設備強化・短納期化(課題)

問題と課題についてきっと整理してもらえたと思います。

最後に

今回は問題と課題という混同されがちな2つの言葉について取り上げてみました。
2つの言葉の使い方を意識すると多々目にする重要な資料においても意外にも問題を課題として使っているケースが多いことに気付くと思います。
読んでくれた皆さんの資料作成におけるワンポイントとして参考になれば嬉しいです。

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