前回に引き続き小学校低学年の生徒さんにおすすめの心暖まる本を紹介したく記事を書きました。
今回は「やまねこのこんにちは」という本を紹介します。子供はもちろん大人が読んでもしっかり教訓を得られたすてきな良い本でした。
- まだ読書になれていない
- 絵と一緒にお話を理解していきたい
- ほんわかした動物のお話が好き
そんな小学生低学年くらいの子供におすすめです。
やまねこのこんにちは
森の奥の小さなお家に引っ越してきたやまねこが主人公です。引っ越してきてまだ友達がいないのでさっそく森の住むともだちにあいさつをしようと出かけていきました。そこで見つけたりす・はりねずみ・こぶた・あなぐまが集まっているのを見かけたので元気に「こんにちは!」とあいさつをしようとするのですがその前に話し声を聞いてしまうのです。
りす「引っ越してきた友達はオシャレさんだったらいいな」
あわててお家でふだんあまり着ない格好に着替えてふたたびあいさつをしようとする前に、次から次へとはりねずみ・こぶた・あなぐまの自分に期待する話し声を聞くのです。みんなの期待にこたえようと忙しく走り回るやまねこに最後にちょっとした事件が起きてしまいます。その後みんなが集まったところで・・・
一体どんな挨拶が繰り広げられるでしょうか?
やまねこはみんなとともだちになれるでしょうか?
お話の読書感想文(小学生の気持ちでちょっと書いてみたよ)
この本を読もうと思った理由はやまねこってなんだろう?と気になったからです。ねこは知ってるけれどやまねこについてはよく知らないので興味を持ちました。表紙のやまねこの男の子の歩いてる絵もかわいかったので読むことにしました。
やまねこは森に引っ越してきたみたいだけど一人で引っ越してきたのかな?家族もいっしょなのかな?やまねこの引っ越しって荷物はどうやって運ぶんだろう?とふしぎに思うことが次から次へと頭にうかんできました。
ともだちと早く仲良くなって遊びたかったやまねこは「こんにちは!」のあいさつの前にたくさんの声を聞いてしまいました。早くあいさつしてしまえばいいのにと心の中で思いましたが、次から次へ聞いてしまうのです。
やまねこはしんちょうな性格なんだろうなと感じました。それでも、ともだちに喜んでもらいたいから頑張るやまねこを見ているうちに偉いなあとも思うようになりました。
最後のお菓子をつくってみんなをお家に呼ぼうと頑張ってたところで失敗してしまい残念な気持ちに少しなったけれど、すぐにともだちが心配して駆け付けてくれたのにはびっくりしました。きっとみんなも早く引っ越してきたやまねこと仲良くなりたかったんだと思いました。
元気がなくなったやまねこのあいさつにくらべてりす・はりねずみ・こぶた・あなぐまのあいさつはとても気持ちがいいなと思いました。感じたこと思っていることを「素直」にあいさつができていたと思います。それと「自分がこうしたい」という気持ちがあるので聞いていて気持ちがいいと感じました。中でも「あなたの顔をふいてあげたいりすだよ」とあいさつをしたりすはとてもやさしいなと読んでいてほっとしました。
やまねこは最初はともだちによく思われたい気持ちばかりがあって、急いで用意した服や本やお菓子がなくなったとたんにともだちをがっかりさせてしまわないかと心配になったんだと思いました。
けれどもそんなことを心配してた自分がおかしくなるくらいりすたちがありのままの自然体であいさつをしてくれたことでやまねこも「相手に良く思われようとかっこつけるのは変だ」ということに気付き素直なあいさつが出来たんだと思いました。
私も恥ずかしがりやなので「こんな風に思われたら嫌だな」ということがあります。たとえば授業中に手をあげたいけど「間違ってたら格好悪いかな」って手をあげないことがあります。りすたちみたいにその時思ったことや感じたことを遠慮しないで素直に話すことは大切だなと感じたので今度から少しずつやってみたいと思いました。
考えすぎないで感じたことを素直に話した方がいいんだな、とこの本を読んで思いました。このあとやまねことともだちがどんなことをして遊ぶのか知りたいなとも思いました。
おしまい。
ほかの小学校低学年向けおすすめ読書
他の夏休みなどのおすすめ読書を紹介しておきますね。
もりのランドシリーズ もりのおもちゃやさん
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