前回ご紹介した「もりのクリーニングやさん」に引き続き人気の同シリーズの中から今回は「もりのおもちゃさん」を紹介します。このシリーズはとてもおすすめです。
- まだ読書になれていない
- 絵と一緒にお話を理解していきたい
- ほんわかした動物のお話が好き
そんな小学生低学年くらいの子供におすすめです。
もりのおもちゃさん 簡単なあらすじ
森の中にはたくさんの動物たちが暮らしています。どの動物もお店を開いているのですが、たぬきさんはまだお店を開いていないので「どんなお店を開こうか?」と悩んでいるところからお話がはじまります。
<もりのおもちゃやさん表紙画像>
ドーナツの輪投げをしながらひらめいたのが「おもちゃさん」。森のみんなに「自分に似たおもちゃを大募集!」したところ森のみんなが大盛り上がり。もちろんおもちゃさんをはじめるので、みんなが作って持ってくるおもちゃには絶対に負けられません。「さすがおもちゃさん!」と言ってもらう為に一生懸命考え、ある仕掛けをしたたぬきのおもちゃを作るのです。
約束の日、みんなが作ったおもちゃの発表会がはじまりますが果たして結果は・・・
お話の読書感想文(小学生になってかいてみたよ!)
わたしが「もりのおもちゃさん」を読もうと思ったのは以前に読んだ「もりのクリーニングやさん」がおもしろかったからです。森の動物たちが何かのお店を開いているというお話がとても楽しく、今回はたぬきの絵のおもちゃやさんが気になって読んで見ることにしました。
お店を何も開いていないたぬきさんが、みんながまだやっていないお店を開こうと急にひらめきます。それが「おもちゃやさん」でした。はじめにおもちゃを作って並べて売るのではなく、何とみんなに「自分がおもちゃだったら」というテーマで作品を大募集をするのです。お店をはじめる宣伝なのかなとわたしは思いました。
そして、この大募集はみんなとても盛り上がるのです。誰もがワクワクして自分そっくりのあっと驚くおもちゃ作りを頑張って自分のお店そっちのけで家にとじ込もるのです。そして、やはり一番悩んでいたのはたぬきさんでした。言い出しっぺでおもちゃさんになるので他の誰にも負けるわけにはいきません。ふとアイデアをひらめいたたぬきさんは材料を揃えついに自分のおもちゃを完成するのです。
そして、たぬきさんのお家に集まりみんなで順番に作ったおもちゃを発表します。ハリネズミさんやカエルさんなどどれも素晴らしい出来ばえですが、最後にいよいよたぬきさん。そこでみんながとても喜ぶ素敵なおもちゃを披露するのです。
私がこの本を読んでとても印象に残ったことは3つあります。
1つめはみんながやってない新しいお店を開こうと「おもちゃさん」に決めたたぬきさんが「みんなに自分のおもちゃを作ること大募集」をしたことです。作品を自分で10こくらい作ってお店を開くのかなと思いましたが、この発表と発想がおもしろく感じました。
2つ目はその大募集の話を聞いて森に暮らす動物たちがとても一生懸命自分似のおもちゃを作ることに取り組んだところです。みんなノリがいいな、そしてたぬきさんの新しいお店のお祝いで応援をしてくれているようにも感じてやさしいなとも感じました。
3つ目はたぬきさんの作ったおもちゃです。たぬきはいろんなものに化けたりできることを昔話で読んだことがありますが「たぬきの顔がいろんな森の動物たちの顔に変化するおもちゃ」はまさにそれだなと思いたぬきさんにしか作れないおもちゃで「本当にすごいな」「いったいどうやって作ってるんだろう?」と不思議に思いました。
お話を読んで、もしも私がたぬきさんだったらどんなお店がいいかなと考えてみました。はじめにたぬきさんがドーナツで輪投げをしているのを見た時に想像していたのですが「ゲームやさん」をやってみたいです。
おもちゃのゲームを作って売るのではなくて、お家の中にゲームコーナーをいくつか作って森の動物たちに遊びにきてもらうのです。輪投げコーナーや的当てやバスケットゴールとかたくさん作ってみたいです。楽しんでもらえるし、動物たちどうしも仲良くなれるのでとてもいいアイデアだと思います。
また、たぬきさんの考えたおもちゃやさんですが、みんなのおもちゃ大募集をせっかくしたのでこれからは「たぬきさんの作ったおもちゃをみんなに買ってもらう」のと「みんなが作ったおもちゃもお店に並べて売ることができる」のを同時にやってみたらどうかなと思いました。
私もこの森の動物たちみたいに大きくなったらみんなが来てくれるゲームやさんを開いてみたくなったので「どうしたらみんなが喜んでくれるか」をたぬきさんのように色々と考えてみます。
おしまい!
ほかの小学校低学年向けおすすめ読書
他の夏休みなどのおすすめ読書を一つ紹介しておきますね。
やまねこのこんにちは 紹介記事
コメント